「"金色の瞳を持つ王子を殺せ"と」 ───…そう、あの日。 夜中に泣いていた日に、俺は トラキアと出会った。 トラキアは、まず泣いている俺を 馬鹿にしてから、聞いた。 "金色の王子って誰?殺したいんだけど" 俺は、馬鹿じゃないのかと思った。 「──…分かるか?ダネスが何故そこまで王子に執着するのかは分からない。ただ、王子はダネスに狙われている──…常に、だ」 トラキアは、鋭い瞳を光らせて言った。