ダネスは、妖しく微笑むと

テーブルにある酒瓶に狙いを定め


その黒い物体を向けた。



ソフィは、まだ不思議そうに

その黒いものを見つめていた。



すると───…、



───…パァァァアァアンッ!


と凄い音とともに

酒瓶は、砕け散ってしまった。



「────…っ!」


ソフィは、あまりに突然の出来事に

瞳を丸くして唖然とした。



──…悪魔が囁く、


「これは、他国から輸入したもので"拳銃"というものだ」


とソフィにもう一度差し出してから


「これで、殺せ」

と冷たく言い切った。



それは逆らえない、罪──…