「……そんな事、出来ないわ…」 怯えた表情のソフィは、 そう言ってダネスから後ずさった。 「出来るさ」 「無理よ!……だって、キルトは─…」 「片割れは、殺せたのに?」 その残酷な言葉に ソフィは、瞳を見開いた──… 「邪魔だったんだろう?」 ソフィの瞳が大きく揺らぐ─… 「もう1人の自分が煩わしかったんだろう?」 ダネスは、ポロリとこぼれ落ちていく ソフィの涙を一滴拭って 「大丈夫…、私が救ってあげよう」 と優しい笑みで言った。