「どうしてあなたなんかに!」 ソフィは、むっとして刃向かった。 すると、ダネスは妖艶に笑いながら 顔をゆっくりと近付けて 「……契約したからさ」 と低い声で言った。 ───…契約、 それは甘い誘惑──… 「まれに契約者はね、私に怯えて遠くに逃げていく事があるんだよ──…背負いきれなくなって、ね」 「──…逃がしたりなんてしないくせに」 ソフィは、ポツリと呟いた。 ダネスは、 怪しく微笑んだだけだった。 ──…契約したら、最後。 逃れられる人なんて、いない─…