「───…呪われた王子が、いい気になるんじゃない」 ダネスと呼ばれた男は、月に照らされた冷たい瞳をキルトに突き刺した。 「汚らわしい……っ!!」 そして、 短剣をキルトに突き立てようと 振り下ろした。 その時、 「──…王子ーっ、」 カチャッと扉を開いたトラキア。