「どうして、頭が2つあるのよ!?」


ソフィは、ガクガクと震えながら言った。



と言うよりも、叫んだ。


その言葉通り、ソフィの目の前の少女には2つの頭と首があり

ひとつの体からひょろりと2つの首と頭が伸びているようにあった。


「「……どうして?」」


少女は、首を傾げて

お互いの顔を見つめる。


そのうち2つの顔は、

同じタイミングに微笑んで



「「双子だもの」」

とキャラキャラと笑った。



─────…双子………


そのキーワードにソフィは、

激しく動揺した。