「「お客さん?」」


ソフィの背後で、

2人の少女の声が響いた。



ソフィは、振り向いて姿を探す。


しかし、

室内の様子は薄暗くよく分からない。



「「あなたは、だぁれ?」」


と、再び声がする。


「私は、ソフィよ。あなた達は、誰?どこにいるのかしら?」



「「私は、"イノ"。イノセンスって言うの。私は、ここにいるよ。ソフィ…」」


暗闇に慣れてきた瞳が、

すぐ傍の少女の姿を捕らえる───…



その姿にソフィは、

瞳を見開いた────…