「運転手…?」 「そう!顔見たこと無いやつが、ナタナエルの馬車を運転しとったから問い詰めたら逃げられたって…」 「……まさか、」 トラキアの表情が歪む。 「最悪の事態だ、王子」 トラキアがキルトに向き直る。 そして、放心状態のキルトに 「ドスラクト教にソフィが捕られた」 と告げた。 ─────…ソフィが、 ドスラクト教に─…? キルトの瞳が大きくぶれる。