───…なんで、だよ。 ソフィ… どうして、あと一歩のところで 間に合わない? そんなに俺に会いたくないのか? そんなに俺から逃げたいのか? "会いたい"と願うのは、 俺、だけなのか? ソフィ────… 「イノ…さん、ですよね?あの、いなくなったのはソフィ様とメイドでしょうか?」 デカルトは、芯の通った声で訊ねた。 ───…まぁ、あのメイドはソフィにどこまでも付いて行くだろうな。 どこまでも… キルトは、嫉妬に似た殺意をスワローズに抱きながらイノの答えを待った。