「──…いやー、すんません。実は、部屋ひとつしか空いてないんですよねー」
イノは、申し訳なさそうに
ポリポリと頭を掻いた。
「同室でええですか?」
…………同室、
ソフィは、ぐるりと
その部屋の中を見渡した。
お酒臭いし、埃っぽいし、狭いし
それだけでも十分、有り得ないのに…
シングルベッドだなんて..
私、スワローズと一緒に寝るの?
ソフィは、
衝撃のあまり声が出ないようだった。
「まぁ、女同士やし。今日は、そーゆー事で。ほな、うち店の準備あるんで」
イノは、そう言ってそそくさと出て行ってしまった。

