「姫様、念のため…」 スワローズは、食い入るようにジェオルドを見つめていたソフィを手招きして こっそりと耳元で 「いいですか?あれは、例外ですからね」 と力強く念を押すように言った。 「そうなの?」 ソフィは、 例外なのかと驚いたように言った。 村人の間では、当たり前なのかと… 勘違いするところだったわ。 「ほな、お詫びになるか分かりませんが、お部屋に案内しますので」 独特のイントネーションで、 イノは頭をポリポリと掻くと 酒の匂いを纏わせてギシギシとなる木造の階段を上がっていった。