「うちの名前は、イノセント。イノって呼んで下さい」 女、イノは にっこりとソフィに笑って見せた。 ………お酒臭いわ、この人 ソフィは、苦笑いを浮かべながら 「よろしく..」 とだけ言った。 そのとき、 「自己紹介すんだ?」 とジェオルドが呑気にやってきた。 「……王子」 ソフィがぽつりと呟くと ゴゴゴと どこからともなく地鳴りが響いた。 「ジェオルドぉぉ……?」 犯人は、誰がどうみても 恐ろしい顔をしたイノだった。