そして、ぬっと現れた そのみすぼらしい女性の姿に ソフィは、あっと口を開いた。 こっ……、この方は──…っ!! 「そっ……ソフィ様っ!!」 そばかすだらけのその女性は、 驚き口をあんぐりと開けた。 ジェオルド王子の妃だわ──… ど、どうしてここにいるのかしら…? 「あ、……ありえへん…」 女性は、 地を這うような呻き声を漏らしながら 「ジェオルドのあほーっ!!」 と雄叫びに似た声を上げた。