スワローズによって開かれた扉が ギィッと鳴った。 中は、何とも質素で 酒臭い異臭が立ち込めていた。 「なにかしら……、この臭いは」 ソフィは、そう言って 眉をしかめると鼻をつまんだ。 その時、 「お客さぁーん。ちょっと待ってぇなー、まだお店開いてへんねん」 と店の奥から甲高い女の声で なまりのはいった威勢のいい言葉が 飛び交った。