「よかった」 安堵するようにそう息をついてから 真剣な眼差しでジェオルドは、 「ドスラクト教の頭首、ダネスの事を……貴方は、知っていますね?」 そう冷たい声で訊ねた。 ソフィは、背筋をピンとして 冷や汗を掻き始めた。 「…………」 黙り込んで俯くソフィをジェオルドは、 鋭い眼差しで見つめ続けた。 「───…ジェオルド様、」 そんな様子に見かねたスワローズが、 口を挟もうとすると 「いいわ、スワローズ」 決心を決め、強い眼差しを持つソフィが それを制止した。