トラキアの後ろ姿を眺めながら 「姫様、よろしいのですか?」 スワローズは、唖然としたように言った。 「いいのよ」 ソフィは、 寂しそうな笑みをスワローズに向けた。 「そうですか」 スワローズは、無表情にそう言った。 「………ねぇ、スワローズ」 「なんでしょうか、姫様」 ソフィは、スッと眩く輝く月を見上げた。