「騎士団に任せておけばいいだろう」


とシルベリアが言うと




「嫌です」


キルトは、露骨に嫌そうな顔をした。




「ソフィは、俺が護ります」



と胸を張るキルトに

シルベリアは深い溜め息をついた。



………まったく、


いつまで続くんだか..




「お前は、後継者となったんだぞ?」


「………はい」


「──…ならば、分かるだろう」




「お前は、ドスラクト教の格好の餌食だ」