「………………あっ、」 少女は、声にならない声をあげた。 その時、 「────ゲホ…ッ!」 スアレスが、 純白のシーツに血を吐き出した。 「スワローズ……いやよ、いや……」 少女は、ふるふると首を横に振った。 「姫……様……、」 掠れていく意識の中。 スアレスは、血にまみれた手を 少女に伸ばした。 「…………ふふっ、」 メイドは、不気味に笑った。