「──…っ、させません」 スアレスは、身構えた。 「弟だから──…、殺さないであげようと思ったのに」 その言葉に少女は、 揺らいだままの瞳を見開く 「……………や、やゃぁ」 荒くなる少女の呼吸。 「姫様……っ!」 スアレスが少女に気を取られた瞬間、 「馬鹿ね」 メイドの短剣が スアレスの背中に刺さった。