「カエデちゃんッ・・・帰ろう?」


「・・・・あぁ」



そう言うとカエデちゃんは退いてくれた。


カエデちゃん・・・・


カエデちゃんのこと・・・・私は・・


お兄ちゃんとして見ていた。


もちろん、私だって妹みたいに思われていると思っていた。


それが・・・違うんだね、カエデちゃん。



「校門の前で待ってる。あまり遅くなるな」


「あ・・・うんッ」



そう言うと、カエデちゃんは行ってしまった。


私はバッグを持って、校門まで行こうとした。



「カエデちゃーん置いてかないで~」



私は真っ暗な廊下を歩いていた。



「あぁ・・・もーや・・・・」



私は右を見た。


そこには・・・微妙に微笑んでいる・・骨。



「いやぁぁぁぁぁぁ!!!(泣)」


「っのバカ!!!!」



すると、私は暖かいものに包まれた。



「カエデちゃ・・・・」