「どうぞ!!」 藤原は高そうなゴールドのリングをいじりながら待っていたようだ。 こんなおじさんに、こんなカッコイイ指輪とか似合わない…。 まぁ、今日で切ろうかなぁ。 最近パターン化してきちゃってるし。 「由貴ちゃん、今日も可愛いね。」 そんな『可愛い』とか言われてもお世辞でしょッッッ!!! 由貴が可愛いことぐらい知ってるし。 なんちゃって…。