涙の別れ

チチチ…チチチ…チチチ…

「ん~…げっ!!」
いつのまに寝てたんだろう…
結局どうしたらいいかわかんなかった…
ゆっくり考えたらいいよね…?

「美海おはよ」
「海司おっおはよ…」
「お前最近おかしいぞ?」
「そっそうかな…」

そりゃ好きな人がこんな近くにいるんだもん…

おかしくもなるっつうの…

海司にはわかんないよね…

「そうだよ熱でもあんじゃねえの?」

海司のおでこと私のおでこがぶつかる

「なっ!!///なにしてんのよっ///」

顔を真っ赤にしながら急に立ち上がった私を不思議そうに見る海司

「なにって…熱あるかどうか確かめただけだけど…」
「だからってそんな…」
「なに照れてんだよっ
美海らしくないじゃん」
笑いながら言う海司を私は少しだけ睨み走って逃げた…

海司はずるい…
ずるいよ…

私ばっから意識しちゃって…
その気があるようなことしないでよ…

勘違いしちゃうよ…