「佐奈ちゃん、ずっと待ってんだぞ!」





宏哉は俺を助けようとして、大男2人をどけようとした。






「宏哉っ・・・くっそ!!」






ダンッ!!!!





宏哉のおかげで、俺は逃れる事が出来た。







「和哉!行けっ!」





「え、でも・・・」






「いいからっ!佐奈ちゃん、幸せにしねぇとぶっ殺す!!」






「はっ・・・。すまん、宏哉っ!!借りは後で返すっ!!」






俺はそう言ってドアを開け、玄関から飛び出した。



「佐奈っ・・・。待ってろ」