-7月21日-





長い月日が流れ、私達は大学受験を迎える年になった。





「うーん・・・。どうしよ」





「どーしたの?佐奈」






話しかけてきたのは友達の芭月。




「あぁ。もう私達受験生じゃん?だから、どうしよっかなって・・・」




「まだ夏だし。そんなに早く決めなくてもいいんじゃない?」





「ん、そだねっ!」




「あ、芭月掃除当番だから行くね」




「ん。ばいばーい!」




私は和哉と一緒に帰ろうとし、和哉の元に行った。



「かーずーやー」



「何ー?」