宏哉の声が部屋中に響く。





「お前には絶望した」





「宏哉っ・・・」





「良哉、行くぞ」





「ちょっ・・・宏哉・・・」




宏哉は良哉を連れて、家を出て行った。





「はっ・・・今の俺には・・・無理・・・か」




ほんと、情けねぇ。




「・・・っんだよっ!!くそっ・・・」





俺はテーブルを叩いた。





「どーしろって言うんだ」





俺は静かに泣いた。