(何それって・・・。こいつは本当のバカだな・・・)




「いや、だからさ・・・」





(俺はもうやけくそになってぶつけた)





「とにかくっ、俺はお前のことが好きなんだっ!」







そう言い、佐奈の方を見ると顔を真っ赤にしていた。









(よっしゃ。俺って脈アリっ?笑。)





「どこが・・・。私のどこがいいの?」









(え。んまあ、いーや。適当に答えとこっ)








「全部。そうやってすぐ顔が赤くなるところ、一生懸命なところ。全部含めてお前が好きだ」




(あ、そう言やぁ俺と佐奈は昨日会ったばっかりだし・・・)




俺は真剣な顔をしてみた。