(こいつ・・・。ほんと何なんだよ)





「とにかくっ、俺はお前のことが好きなんだっ!」






ドキッ


心臓がバクバクいっている。


血の流れが速いことがわかる。


顔が熱い。


「どこが・・・。私のどこがいいの?」





(バカだ。素直になれん。私はもしかしたらこいつのことが好きなのかもしれないのに、どこが好きなの?なんて、全然素直じゃないし・・・)






「全部。そうやってすぐ顔が赤くなるところ、一生懸命なところ。全部含めてお前が好きだ」







(いやいやいや・・・。私とアンタは昨日会ったばっかだし)





(でも・・・。こいつの真剣な顔を見たら、揺れる)






「うん・・・。いいよ?」





「ほんとかっ!?っしゃ!」






(いやいやいや、私みたいな奴でよければどーぞ)




和哉の告白をOKした。