「あは・・・。ありがと・・・」 「1人で抱え込むなよ。佐奈ちゃんには俺がいるんだしねっ♪」 「奏兄ちゃん・・・。ん、ありがとーっ!」 「あ、今日帰るの?」 「あ、うん・・・。1人でちょっとじっくり考えてみるよ」 「そっか。じゃ、またね♪」 「うんっ!ばいばーい」 奏兄ちゃんの家を出た。 ドアを開けると、冷たい風が私の心を余計寒くさせる。 「う~っ!寒いっ」 「あ、佐奈ちゃん♪」 「え?」