目を覚ますと、天井は青かった。 「・・・ん」 誰かの部屋。 この匂いは・・・。 奏兄ちゃんの部屋だった。 「あ、佐奈ちゃん。目ェ覚ました?」 「あ・・・。奏兄ちゃん!」 「ん?なに?」 「私・・・、なんでここにいるの?」 「何でって・・・。佐奈ちゃん、俺ん家の前で倒れてたんだけど・・・」 「えっ!?まじ?ごめんー」