携帯に送信完了の画面が映し出され、俺はパタンと携帯を閉じてまたポケットに突っ込んだ。 エレベーターに乗って、1階のボタンを押した。 心地よいエレベーターの揺れ。 エレベーターだけの操作音を聞きながらボーっとしながら俺は佐奈からの返信を待っていた。 学校は俺の家から歩いて10分くらい。 俺は早足で学校に向かった。 タイミングよく授業の終わりのチャイムが鳴り、俺は自分のクラスの教室へ行った。 ガラッ いきおいよく、俺は教室のドアを開けた。