和哉はいきなりゆーじを殴った。 「ちょっ・・・、和哉っ!!」 「佐奈は黙っとけっ!!」 「・・・っ」 (怖い・・・。これが和哉なの・・・?) 「・・・う、いってぇ・・・」 「てめぇ・・・、次俺の女に手ぇ出してみろ。殺してやるよ」 そう言って和哉は私の方を見た。 「・・・行くぞ佐奈」 「・・・っちょ、かずっ・・・」 和哉は私の腕を思いっ切り引っ張ってきた。 私は和哉に連れられるがまま、体育倉庫を後にした。