目覚ましの音が部屋に響く。

ピピピ、ピピピ…
ピピピ、ピピ………バシコッ

ピンク色の布団から勢いよく伸びてきた掌は目覚まし時計の脳天(?)を直撃した。

「うるしゃい……。」

そう不機嫌そうな顔して布団からズルズルはい出て来たのは、猫田優乃。
身長147㎝という小柄な体型の高校一年生の女の子である。