「はははははははははっ!」

高笑いしていた。

「いいね、久々の苦痛だ!俺に痛い思いをさせる相手なんていつ振りだろうな!」

「……!」

杖縁梓が足を止めた。

信じられないものを見るような目で、高笑いする俺を見る。

まるで化け物を見るような目で。

笑わせる。

自分も化け物、人外、ヒトデナシだというのに。

「さあ」

俺は一足飛びに杖縁梓との距離を詰める!

「続けようぜ、化け物の姫様よ!」