『幸紀斗っ!!』 ──ズキン…ッ 振り返ると そこには 思った通り 愛梨さんが 立っていた。 前は【幸紀斗くん】 って呼んでいたのに いつの間に【幸紀斗】 って呼ぶようになったの? 友達なら 当たり前のこと。 でもそんな 些細なことでさえ 私は泣きそうになる。 私は掴んでいた 幸紀斗くんの服から そっと手を離した。