─約束のRing─



私の頭の中は
いつだって幸紀斗くん
ばかりだった。


───……
キーンコーン
カーンコーン───…


いつの間に
こんなに時間が
経っていたのだろう。


1時間目終了の
チャイムが
校内に響き渡っていた。


『もどろっかな…』


私は桜の木の下
重い腰を上げて
歩き出した。