─約束のRing─


────……


桜の木の下、
私はただ立ち尽くし
桜を見ていた。


また頭が
フラッシュバックを
起こしそうになるのを
私は必死に止めた。


『過去に戻れたら
いいのになぁ…』


桜の木から
ヒラヒラと
桜の花びらが
舞い落ちてきて
一枚、手で掬った。


『幸紀斗くん…』


止めていたはずの
フラッシュバックを
私は起こしていた。