『今井!!』
そう呼ぶ声をいつも期待していた。
すれ違うときも・・・こっちを見てほしいとばかり思ってた。
私の中では、誰よりも素敵な松戸浩介先生。
先生のことを考えないで過ごした日なんて、きっとないね。
2年のときの生徒手帳も・・・捨てられない。
だって私が体育見学したときに先生が押してくれた確認印があるんだもん。
少しでも先生と関わりのあるものは、捨てたくない。
先生が見たら、笑うだろうな・・・。
『印鑑ぐらいいつでも押してやるよ!』って。
先生の笑顔ばかり思い出しては、作業をする手が止まる。
私今日から本当に生徒じゃなくなるんだ・・・。
なんか実感がない。
新しい学校で
新しい生活を送るんだ。
まだ信じられないや。


