「本当こういうの好きだよな、女の子は。俺がこんなの部屋に置いてたら気持ち悪いけど」
キラキラして可愛い小物を、先生も私と一緒に見てくれる。
そして、ふと先生の手が止まった。
手のひらにちょこんとのるサイズの・・・ピンクのオルゴール。
ハートの形になってて、もちろんその上には私の大好きなうさぎがのっかってる。
「これいいじゃん。なんかお前っぽくて」
ハートのふたを開いてみると・・・優しい曲が流れ出す。
これ・・・
この曲・・・
「この曲、卒業式でも流れてたっけ。すげぇ!超偶然!!」
お互いに目を丸くして、笑って驚く。
私たちの終わりの日でもあって
始まりの日でもあったあの日に流れていたクラシック。
思い出すたびに涙が出て
笑顔になれるあの日・・・。
「これほしい・・・!買おうかな」
なんか運命みたい。
ただの偶然すら運命に思えるのは、先生のおかげ。


