「あんたみたいなダサい女、玲様と光太郎様にはつりあわないのよ!!!!」

ドンと肩を押されたあたし。


ぶちッ

と、あたしのなかで
何かが切れた………どころではない。


ズドー―――――――ンッ!!!!


と、何かがぶっ飛んだ。


「………くだらない。」

「は?」

全員の声がハモる。


「あたしに対するただのひがみじゃん。」

「なっ…なんですって?」




「だいたいさー、ダサいってなんなの!!!?んなこと1番自分がよくわかってるっっつの!!!!!!ダサい言うんじゃねぇボケぇッ!!!!!!!」

(そっちかーい!)


廊下がシーンと静まる。

あ、やべ。

他にも人が沢山いたんだった…


どうしよ…このシラけた空気。



そんなシーンと静まりかえった空気を破ったのが…


「ぎゃははははははッ」



一人の笑い声だった。