−Secret☆GIRL−




冷たくあたしを見る目は、保健室のときとは全く別人のよう。



こんなに冷たい玲の表情を見るのは初めてだ。





「な…んで、そんな目をするの?」


精一杯しぼりだした声。



「…」



「昨日の、誤解だったんだね…勝手に誤解して泣いてごめん…。」






「…それだけ?」



ッ…“それだけ?"って!



「…玲、なんか変だよ」



「なにが?別に普通だけど?」


そう言って笑うけど、目が笑っていない。冷たい目のまま。


「…じゃ、俺帰るから。お邪魔しました。」




玲がそう言ってもあたしは動けなかった。


これ以上なにかを言っても自分が惨めになるだけ。




玲がどうしてそんな態度をとるのか。


玲の後ろ姿を見ていることしかできなかったあたしは、このあとそのわけを知ることになる。






「…玲」


一筋の涙が頬を伝った。