「コウタロウにはメールで連絡してあって、すぐに苺李の家族に知らせたから向こうも警察を呼んでたらしくてさ、『犯人にみつかる』って思ったときにナイスタイミングでかなりの数のパートカーがきて危機一髪。」
で、あっけなく犯人二人は捕まったわけか。
「しかも苺李がまた睡眠薬のせいで眠気に襲われてたから、俺が必死でおまえの手を引いて警察のところにつれてったんだぞ。」
…やっぱり、
やっぱり夢のなかであたしに手をさしのべてくれていたのは玲ちゃん、だったんだ。
「なんか…ありがとう」
鼻がつんとなり、また涙がこぼれそうになった。
もし、玲ちゃんがいなかったらあたしはどうなっていたんだろう…
「玲、本当にありがとう。」
「…あぁ。」
玲の顔がまた近づいてきて、唇が触れそうになったとき―――――…
「ま〜いり」
コウタロウの声がして
あたしたちはパッと離れた。


