「苺李…好きになってよ。」


「かっ顔近い」


「それが何?」


「…っ」


バカ!


「……」


じっと見つめられ、そらせなくなる。





“あんたとことん鈍いわね”



なぜだか昨日苺夏ちゃんに言われた言葉がふと頭に浮かんだ。



“苺李自身の気持ちにだよ”



――――あたし自身の気持ち..





あたし…



“憧れ”じゃなくて…






――好き、なんだ。