あたしは玲に手をひかれ、ベットに座らされる。 「…本当は苺李が思いだしてくれるまで言わないつもりだったけど、」 窓から暖かい風が吹いてくる。 風に揺れたカーテンがあたしの頬をかすめ、玲の顔を一瞬隠す。 「俺、」 風が弱くなり、玲の整った綺麗な顔が再びあたしの目に映る。 「小さい頃からずっと…」 ――――知ってる。 その優しくあたしを見つめる目も 意地悪く笑う顔も たまにみせる笑顔も 雰囲気も…… ――――覚えてる。