「……寒。」 寒さで夢から覚めてしまった。 それもそのはず。 髪の毛も乾かさず、布団もかけずにベッドで寝ていたから。 でももう髪の毛は乾いてしまっている。 外が明るいってことは、もう朝だ。 「……はぁ…」 なんで今更あんな夢をみちゃったんだろう。 あたしに手を差しのべてきたあの人は誰なんだろう。