注文した食事がすぐ来て、3人とも食べはじめる。




そして10分くらいたち、あたしたちは食べ終わった。


「やーっとありのままの華城苺李でいられるー♪」

あたしが笑顔でそう言うと、
翔にぃと優にぃが顔を見合わせて

「「可愛い妹の正体がついに知られたか」」


と、見事にシンクロ。


「ってかみんな苺李のことちらちらみすぎじゃね?」

「え…?」


優にぃに言われるまできづかなかったが、みんながあたしをちらちら見ている。


「苺李可愛いからなぁ」


翔にぃがそう言った。


「違うよ。今まで表に姿を現さなかったあたしが姿を現したからだよ」


きっと、今まで謎が多いと言われていた華城家の末っ子のあたしを見て、興味がわいているだけなのだろう。


「お前、そーゆうことに関しては鈍感だよな。」

と呆れている翔にぃ。

「そーゆうことって?」

「しょうがねぇよ。コイツそーゆうことに関しては未経験だもん。」

「だからそーゆうことってなによ」

「それもそうだな。」

納得している翔にぃ。

てかシカトしてんじゃねーよっ