か弱い羊と優しい狼



「……落ち着けや…」

……あっくんだ……


「きゃー!淳くーん!!」

あっくんは不良だけど
やさしいからって人気がある



「幸、行くぞ」


あたしはあっくんに手を引かれる























「はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…」

一歩に止まらずに来たこの公園………


「…あっくん…?」


あっくんは振り返る


「…っ………」


あっくん…すごい汗かいてる…


「あっくん……ごめんね…?」


あたしはあっくんに抱き着く

付き合ってから8ヶ月がたったけど
初めてあたしが謝った…………




「……幸……別れよ……」


………………………………え…?


「……………え…………」



あっくんは背を向ける



「……もう…分からんくなった…」



「……なんで………?」



涙が……こぼれそうになる……


「……もう…ええやろ?
…幸かて…もう俺じゃいほうがえぇ思う」


あっくんじゃなきゃやだよ…

あっくんじゃなきゃだめなの……


あたしは涙がボロボロ出る…


「……ぅ〜〜…っ…やだ……」


あたしはあっくんに抱き着く


「……幸…もうやめようや…」


「なんでそんな事ゆうん?
あたしは……あっくんがいいの…
あっくんなしで生きてけない……っ」



「…幸………」


グイッと引っ張られる


「……あっくん……」


あと少しで…あっくんとキスができる……


今まで一回もキスすらせんかった……


やっと……

「……ごめんな」

…………あっくん……


―ドサッ――


あたしはその場に座り込む