か弱い羊と優しい狼

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「さーちっ!」

あたしは振り返る

「あっくん!」


あたしがまだ中学2年の時

まだまだ子供だから
そんな真面目な恋愛とか
せんかったけどあの時は
本気の恋だと思っていた……


「見て見てっ!あっくんと一緒の色!」


あたしは自分の髪を触る

中学の頃、あたしは
他中に広がってるほどの不良だった


もちろん不良には不良

彼氏のあっくんも中学2ながらに
自分のチームを作っていた



先輩とか関係なしに
喧嘩してはチームを大きくしていた




そんなある日

あたしは久々に学校に来た


「金田!なんだその格好は!?」


スウェットにキティッパ

そこらの不良がする普段着


周りの奴はあたしを見て
ブツブツ言ってるし………


まぁ慣れたけど……

「金田!お前聞いてるのか!?」


…………でも


そんな中にたった一人で
あたしに立ち向かう奴がいた


「金田さん、授業の邪魔になるから
出てってくれないかな?」


名前はルミって言うらしぃ


「ルーちゃん…!?」

周り奴は驚いてるし…


「は?何がルーちゃんだよ(笑)
キモいんだよ」

あたしはガンッとドァを蹴る


「どうせ自分に友達がいないからって
ひがんでるんでしょ?」


なんだコイツ。

「あ?だったらなんだよ?
いけねえのかよ?てめぇに
関係ねぇだろ?失せろ」


苛々がつのる

「…かわいそ」


ボソッと聞こえた


「……あ……?」

あたしは殴りかかろうとした

でも

「幸!…やめろ」


グッと腕をつかまれた


「離せよっ!!!」

あたしは振り向く