か弱い羊と優しい狼


「…幸ちゃん…
気晴らしに屋上にいかない?」


「…屋上……?」


「えぇ。今の時間は
すごく綺麗なの!ね?」


「……はい」



あたしはベットからおりて
看護婦さんと屋上へ行った












―カチャ―




「…ぅわ……」




夕日の光ですごく綺麗……




「久々に…空見た……」


あたしはふりむく


「看護婦さ―――」



―――――――え――?








「俺も」


























「………嘘………………」






なんで…………?






「お前、俺が死んだって思ったろ?」





………だって…………


先生が………




「あんときは時間がなくて
だめだったんだよ


もう二回目の手術した。



この通り…ハゲちまったよ…(笑)」




……どうして笑えるの……?