か弱い羊と優しい狼




「……心ぉ……」


―ポタポタポタ―


涙が流れる


あたしはその場に座り込む



「……ぃやぁぁぁぁぁぁぁあ――――」


あたしは声が枯れるほど叫んだ



「幸ちゃん……!落ち着いて……!」


看護婦さんの声すら聞こえなくて



あたしは意識を失った―――















































「…………幸ちゃん……?」


……………ん……?


「……ん…」


あたしは起き上がる


「よく寝れた?」



あたしは横を見る



「……あ……」



看護婦さんがいた



「三日間も寝るなんて…
ずいぶん疲れてたんじゃない?」


え……!?



「み…三日間ですか…!?」



三日間も寝てたのあたし!?



「えぇ……ずっと心君の事が
心配で寝れてなかったんでしょ?」


………看護婦さん……


「………でも……もう…


その心配も無駄みたいだし……」




もう……心はいない……