か弱い羊と優しい狼







―シャァア―

「心っ!」


日の光が差し込む


「………ん……」


目を開けてたら

笑顔の幸がいた……


「…俺……生きてんの…?」


「はっ?なーに寝ぼけてんのよっ!」


……夢…じゃないよな…。



…………俺………



生きてたんだ………



「ねぇ心!文化祭これる?」


…文化祭ねぇ………


「ん〜〜…院長に話してみる」


…俺……それまで生きてっかな……



「…ねぇ……心…


副作用ってさ……飲んでる…?」



……幸……なんで知ってんだよ……



「……どこで聞いた…?」


「……本とかで調べた……」



俺のために…そこまでしてくれたんだな…



「……飲んでるよ……」



「……それ飲んだら…治るんだよね……?」



…………


「……あぁ……」


その代わり髪の毛なくなるけど



「…あ…あたしねっ…


心が……どんな姿になっても…


……ずっと大好きだよ……?


…だからさ……死ぬ…とか



そうゆうの…考えないでね…っ……?」






………幸………


俺はギュッと幸を抱きしめる



「そんな事言われたら

……死ねねぇよ…


…絶対、死なねぇよ………」



…ごめんな………


不安だったのは



俺だけじゃないんだよな……